理事長ごあいさつ

理事長写真 昨今の医療に関連した各分野の進歩には、文字通り、目覚ましいものがあります。これまでは「不治の病」とされてきた難病にしても、現在では完治出来るものが数多く存在しています。
 例えば、動脈瘤という難病があります。これは、動脈の壁の一部が諸々の要因によって薄くなり、その血管が膨らむことで発症する循環器の病気です。治療に際しては手術が必要であり、人工血管と動脈瘤上下の血管を縫いつけて動脈瘤を無くしながら、新しく血液が通れるようにしなければなりません。
 しかし、この手術の多くは体に大きな負担をかけてしまうため、体力が弱っていた患者さんや高齢の患者さんにとっては、精神的・肉体的に大変辛く、厳しいものでした。それが、医療技術の進歩により、カテーテルやステントグラフトといった技術が開発・実用化され、今日では手術でお腹を切ることのない、安全且つ体にやさしい治療法が確立されています。
 言うまでもなく、新しい治療法の確立、新たな医薬品の開発・普及が、多くの生命を救っているのです。
 ところで、そうした医療現場の実態は、どうなっているのでしょうか。
 現実に、多くの医師は、日々の診療業務に忙殺され、それ以外の、例えば臨床研究等を行う余裕はほとんどありません。また、研究にしても、それに関わるさまざまな業務が複雑さを増しており、さらに多くの時間や労力が求められています。
 こうした状況の中で、医療をいま以上に前進させていくには、何が求められるのでしょうか。それは、最先端で活躍を続ける医師をささえていく支援組織にほかなりません。
 以上の事柄を踏まえ、「特定非営利活動法人 先端医療をささえる会」では、最前線で活躍される医師ひとりひとりの活動を支援し、これまで以上に患者の生命を救うことに貢献していくことを目的として設立されました。
 これからの日本の超高齢化社会を、いかに健康長寿社会に変えていくことが出来るかという目標を持ち、“最新・最適・最善”な医療を多くの方に知って頂く機会を作り、また的確に提供することで日本人の健康寿命を延ばし、今後、我が国の高齢者医療費、超高齢者医療費の削減につなげていくことを目指してまいります。